ヤマセミの背に乗って
本格的に雪が降り、河原にも雪が積もったある日、

ヤマセミが、雪合戦をして、くたびれ果てている

子どもらの頭上を通りかかった。

「オーイ、帰るとこなんだ。背中に乗せていってくれない」。

子どもから声が掛かった。

「いいよ」
川すじを飛ぶヤマセミからは、丸石に積もった

丸い雪がたくさん見える。

「ワタシ、家に帰ったら大福食べたいな」

「僕はバニラアイスだ」

「ワタシ、ホカホカの肉まんがいいな」

みんな白くて丸い食べ物。

「腹ペコ連中だな」

そうおもったヤマセミはスピードを上げた。

そしてこの子どもらは、きっと冬の大雪にも負けずに、

元気で乗り切っていくだろうと思った。




川原の丸石丸い雪大福まんじゅう目に浮かぶ

川原の丸石丸い雪バニラアイスに生つばごくり

川原の丸石丸い雪ホカホカ肉まんお腹がグー

川原の丸石積もる雪




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