虹色のシャボン玉飛ばそう
泡吹きガニがシャボン玉を飛ばそう、と誘いに来たので

僕らはイカリ草の花が咲く沢へ来た。

「僕ね、色付きのシャボン玉を吹けるようになったんだ」とカニは言う。

いつも、色無しのシャボン玉しか飛ばせなくて、悲しそうだったカニが、

今日は違う。きれいない色の泡が、次から次と口から出ている。

そのひとつが、僕の鼻に当たってパチッと割れるとイチゴのにおい。

「いったい、どうしたの」と聞くと

「空に虹を食べたんだ」。カニの答えに「エー」とみんな声を上げた。



泡吹きガニ
大きなシャボンにハイって、虹のところまで飛び、ストローで

虹を食べてきたとカニは言う。

「赤はイチゴ。オレンジはミカン、黄色はバナナ、黄緑はメロン

 緑はキウイ、青はペパーミントキャンディー、紫はブドウの味だったよ」

「ねえ、僕らにも大きなシャボン玉の作り方を教えて」。

「いいよ」とカニの返事にみんな大喜び。






カニの作った黄色いシャボン、青い空にフワフワ。

虹色シャボン、パチッと割れてミックスじゅーすのいいにおい。

カニの作った空飛ぶカプセル、夢を乗せてフワフワ、

虹に向かってフワフワ、フワフワ。





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